私の好きなマントラ サルヴェ バヴァントゥ スキナハ

ヨーガの練習において、マントラ(真言)は欠かせない要素のひとつです。

私の好きなマントラ、サルヴェ バヴァントゥ スキナハを紹介します。

以下、インドで知り合ったヴェーダ哲学を学んでいらっしゃる
Michikaさんのブログ「祈りの手引き」より抜粋。



सर्वे भवन्तु सुखिनः ।
sarve bhavantu sukhinaḥ |
サルヴェー バヴァントゥ スキナハ

全てのものが幸せになれますように。

सर्वे सन्तु निरामयाः ।
sarve santu nirāmayāḥ |
サルヴェー サントゥ ニラーマヤーハ

全てのものが病から自由でありますように。

सर्वे भद्राणि पश्यन्तु ।
sarve bhadrāṇi paśyantu |
サルヴェー バッドラーニ パッシャントゥ

全てのものが善いことを見ますように。
その為に、善いことが、皆の為に起きますように。

もしくは、
誰でも良い側面と、改善するべき側面を持っています。
良い側面を見ることが出来ますように。

मा कश्चिद् दुःखभाग् भवेत् ॥
mā kaścid duḥkhabhāg bhavet ||
マー カスチッド ドゥッカバーグ バヴェート

物理的、心理的、あらゆる痛みを、誰も感じる事がありませんように。

ॐ शान्तिः शान्तिः शान्तिः ॥
om̐ śāntiḥ śāntiḥ śāntiḥ ||
オーム シャーンティッシャーンティッシャーンティヒ 


このマントラが好きです。
意味を知ってもっと好きになりました。
マントラは音を使った修行です。
音には、ヴァイブレーションがあります。
意味がわからなくても、唱えているとそのヴァイブレーションで
心が穏やかになり、優しい気持ちになってゆくのが感じられます。
繰り返し繰り返し唱えると、その言葉の持つヴァイブレーションが
身体に意識に浸透して、その言霊が持つ波動と一緒になります。
Michikaさんは祈りの手引きのなかでこうおっしゃっています。


祈りというものは、まず自分を変える為にある、ということです。
自分の思考や行動の基準が、「サルヴェー バヴァントゥ ...」になっていくのです。
それは、この祈りが自然と自分を大きくしてくれていた、という結果です。
「自分を大きくする」ということは、「周りを思いやる」に集約されます。



それは、先日来日された、ゾンツァール・ケンツェ・リンポチェの
菩提心の教えの中にもありました。

〜衆生すべての苦しみを根元から取り除き、永久の安楽の地、仏の
境地に到達できるようにと祈る、その効用は言葉に言い表せないほど
すばらしいものです。
苦しみを欲するような生き物は全くいません。
その苦しみを取り除きたいと望むものばかりです。
蝶が灯明の火の中へ飛び込むように、生き物は苦しみの原因を
自ら作り出しています。
ですから安楽のない、苦しみばかりの生き物に安楽を与えようと
思う愛情の心と、苦しみとその原因を取り除いてあげようと思う同情の心、この2つを慈悲と言います〜

しかし私たちは無知というヴェールを覆いかぶって、安楽の元となる
善い行いを敵視してしまい、自らをなくしてしまっています。

「生きとし生けるものの苦しみが取り除かれその原因が私に集結しますように」

と祈ることは、生きとし生けるものだけではなく、結果自分も救われる
ということなんです。

そんな風に、自分がありとあらゆるすべての痛みを引き受けるように祈るなんて
正直、怖いと思いました。
祈りには強力な力があり、必ず結果を生みだします。
毎日そのように祈れば、私のエゴが取り払われる強力な力に
なるというのは、だんだんわかってきました。
わかってきたからにはこれから毎日の練習のひとつとして「祈り」を
実践していきたいと思いました。

どんな変化をもたらすのか、楽しみです。

Om tara

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by yellowtara | 2015-02-18 14:20 | ヨガのこと | Comments(0)